鯉のぼり お手軽な折り紙で作ってみよう
鯉のぼりは歌にもある通り、昔からの感覚だと屋根より高い位置に飾るのが一般的です。
ですが屋根より高い大きな鯉のぼりを飾るには大掛かりな設置作業が必要になりますし、また十分な広い庭も必要になります。
昔ながらの代々受け継がれているような大きなお屋敷のような家でないと、歌に登場するような鯉のぼりは飾るのが難しくなってきています。
現代は急な突風やゲリラ豪雨なども多くなってきているので、そうした気象の面からもお庭で大きな鯉のぼりを飾る、設置するというのは時代に合っていないことのほうが多くなってきました。
もちろん設置するだけの十分なスペースがある家であれば良いですが、そうでないような時も、広さにあった設置しやすい鯉のぼりを選べばよいだけで、鯉のぼりといえばこれ、といった概念にとらわれる必要はないでしょう。
ベランダに簡単に設置できるタイプのものも販売されていますし、それぞれ住んでいる場所に合うような鯉のぼりを選ぶと良いでしょう。
鯉のぼりのような節句のものは祖父母が孫に買ってあげるということが多いものですが、核家族になっていたり、片親であったり、そもそも両親はすでに他界しているような家もあるでしょう。
そういった人はわざわざ自分で買わなくても、折り紙で作る鯉のぼりで楽しむ、という方法もあります。折り紙であれば色とりどりの鯉のぼりもできますし、また費用もかかりません。
親子で一緒に折ってつくるといった創作を楽しむこともできるものです。
子どもの日はホームパーティーをして自宅でお祝いをするという家庭も多いのではないでしょうか？折り紙で作った鯉のぼりをいくつか繋げて、部屋に飾ると想い出にもなり可愛いでしょう。
インスタなどのSNSにあげるのも良いですし、写真を撮っておけば立派に記念として残しておくこともできます。
お祝いの仕方が多様化しているというのもありますが、生活習慣や衣食住が昔とはかなり変化していますので、無理に昔ながらのやり方を通そうとしなくても良いでしょう。
もちろん伝統を意識しての、由緒正しいやり方で子供の日をお祝いするといったことは素敵ですが、それは親子ともに楽しめることが前提です。みんなが納得して望んだものを形にしていけると良いです。
ちなみに、折り紙で作る鯉のぼりは費用もあまりかからず良いですが、折り紙を頻繁にすることがなくなった今の時代、どのように折ったらいいのかで迷ってしまう親御さんも多いでしょう。
祖父母に教えてもらうことができれば良いですが、なかなかそうした機会に恵まれないということもあります。どのように作ったらいいのかで迷ってしまったり困ってしまったような時は、ネットの動画で作り方を覚えると良いです。動画は一時停止もできますし、丁寧に折り方のテロップや説明が入っていることもあるのでとても役立ちます。
こうした動画で折り方を説明してもらえることによって折り紙に興味を持ってやってみようという人も増えているので、折り方が分からないということで諦めずに、動画を見てチャレンジしてみましょう。
折り紙は普通の文房具店で手に入れることができますが、折り紙も普通の色折り紙だけでなく、和紙の折り紙や模様入りの折り紙も混ぜてみるととてもユニークで上質な鯉のぼりが出来上がります。
飾って置いても見栄えがするでしょう。和の模様のものはそのまま節句にぴったりですし、中には洋風の色紙を混ぜて変わった模様のものを取り入れてみても個性を感じさせて良いでしょう。折り紙の鯉のぼりだからといって安っぽくならず、高級感も出すことができるので工夫をしてみましょう。
折角作った鯉のぼりは記念に額に入れて保管したり、写真に撮ってアルバムに残しておくのもおすすめです。もし厚みがないものであれば、そのままアルバムに挟んでおくのも良いでしょう。折り紙の鯉のぼりはただの折り紙としてだけでなく、子どもと一緒に創作した記念でもあるので、アルバムのように後で見返して懐かしい気持ちになれるような残し方をしておくのがおすすめです。
そして折り紙というのは自由に作り方を変えられるというのも魅力です。元は１枚の紙ですから、自由にアイデアを出し合って自由な鯉のぼりにすることができます。
元の作り方がとても複雑に感じて、小さい子供には作りにくいと感じるようであれば、切り絵のようにして紙に貼り付けるようにして鯉のぼりを実現させてみても良いです。あまりにも難しく複雑な作り方のものだと子供は飽きてしまいますし、結局親が作らなければいけなくもなるからです。
折り紙はいろんな色のバリエーションがありますから、切り絵や貼り絵のようにすればもっと多くの色を取り入れた鯉のぼりにすることもできます。作る段階から楽しめるようにして、そうして頑張ってつくったものを部屋に飾ってお祝いできるようにすれば、親も子供も楽しく鯉のぼりつくりをすることが出来るでしょう。
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