鯉のぼりを折り紙で簡単に作る方法

５月。男の子の健やかなる成長を願って、鯉のぼりを飾るお宅も多いのではないでしょうか。

ですが、マンションやアパートでは、鯉のぼりを飾る場所もなく、どこに飾ったらいいのか困る人もいるでしょう。

そんな時には、折り紙で簡単に鯉のぼりを作るのはいかがでしょうか？

家族皆で作ることができますし、自分だけのオリジナル鯉のぼりにすることも可能です。

ここでは、折り紙で鯉のぼりを作る簡単な方法について紹介します。

【 用意するもの 】

鯉のぼりを折り紙で折る時には、何よりもまずは折り紙を用意する必要があります。ですが、気に入った紙がないという時には、包装紙やチラシなどなんでも構いません。

また、のりやセロハンテープ、マジックなどがあると、更に魅力的な鯉のぼりが作れます。

【 平面の鯉のぼり 】

小さなお子さんも一緒に作るなら、平面の折り紙が最適です。

まずは、折り紙を三角に折って、折り筋をしっかりつけます。そして、真ん中の線に合わせるようにして、両方の端を折ります。反対側も折り、細長いひし形を作ります。

ひし形を半分に折り、袋状になったところを開いて、折り線に沿うように潰します。

折り線の真ん中で折り、真ん中の角を中心に合わせて折り、左側の角を中折りに、右側の角は先が少し出るように中折りしたら完成です。

後は、マジックで目を描いたり、鱗の部分を切った紙で飾ったりしたら、鯉のぼりの完成です。

サイズの違う紙で作ることにより、親子の鯉が誕生します。

この平面の鯉のぼりでしたら、小さなお子さんでも簡単に作ることが可能ですし、場所もほとんどとらないので、広さを確保することもありません。

【 立体的な鯉のぼり 】

ユーモア溢れる可愛い鯉のぼりを折りたい時には、のりやセロハンテープを活用するという方法もあります。

新聞紙やチラシをくるっと丸めて、一ヶ所を止めます。後は、尻尾の部分を、まるでキャンディの包み紙のようにクルクルッと丸めたら、これだけで十分鯉のぼりに見えます。

後は、紙で作った目玉を貼ったり、マジックで鱗を描いたら完成です。大きめの紙で作るとダイナミックな鯉のぼりが完成しますし、小さな紙で作ると可愛らしい鯉のぼりができます。

胴体部分に様々な絵を描いて、オリジナリティ溢れる鯉のぼりが完成しますし、サイズの違う紙で作ることにより、色々な楽しみかたができます。

立体的な鯉のぼりは、おしゃれな柄を取り入れるとインテリアとしても活用できます。リビングに飾って、家族皆で楽しむといいでしょう。

【 吹き流しの折り方 】

鯉のぼりだけでも十分なのですが、吹き流しがあるともっと魅力的なものが作れます。

吹き流しの折り方は、とっても簡単です。

まずは、白い紙を用意して青と赤、黄色、白、黒に色分けします。そして、折り紙の上の部分１.５センチぐらい折ります。そして、折り返した部分をのりできっちり貼り付けたら、下の部分を幅１センチ単位でハサミで切っていきます。そして、一番端にのりをつけたら、後はクルッと丸めるだけです。

ちなみに、この吹き流しか必要な理由は、子供の成長を願うと同時に、魔除けの意味もあったのです。折り紙で鯉のぼりを折った時には、この吹き流しも一緒に作ると、更に鯉のぼりらしくなります。

【 実用性が高い鯉のぼり 】

折り紙で作る鯉のぼりは、飾っておくのもいいですが、実用性があるものを作るのもいいものです。

箸置きなら、食事の時に華やかに見えますし、気軽に作れるのでお子さんも一緒に作れます。

まず、折り紙を表向きに置いたら、左端を小指１本分ぐらい谷折りにします。

そのまま２つ折りにしたら、開きます。そして、４つの折り目がつくように折ります。

１番上の右端を折り目１本分まで折ります。そして、残った左端は２本分のところまで折ります。

後は下の部分までクルクルッと折るだけです。マジックで目を描いてもいいですし、丸く切った紙をのりで貼ってもOKです。

また、小さな鯉のぼりを折って鉛筆サックとしても使えます。

鯉のぼりというと、飾るものと考える人もいるかもしれませんが、使い方によっては日常生活に密着した使い方ができます。それに、日常的に使った方がよりお子さんも鯉のぼりに馴染みやすくなります。

折り紙で鯉のぼりを作るのは、お子さんとの大切な思い出になります。

綺麗な折り紙で折るのもいいですし、英字新聞などで折っても個性的です。

また、サランラップの芯などに、折り紙で折った吹き流しや鯉のぼりを飾るのも効果的です。

また、小さなお子さんには鯉のぼりをなぜ飾るのか、その理由を説明しながら折るというのもいいでしょう。

そもそも、子供の日に鯉のぼりを飾るのは、「鯉の滝登り」に由来すると言われています。

中国の故事には、生命力の強い鯉が、急流を登りきり、やがてその姿を龍へと変えて天を駆け上ったと言われています。親は、子供にも鯉のように様々な困難を乗り越えて、やがて立派な大人へ成長してほしいと願っているのです。