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鯉のぼりの由来とそれぞれの意味

□鯉のぼりの由来

鯉のぼりの由来は、記録に残っているものでは平安時代までさかのぼります。

武士の過程が発症とされ、端午の節句に幟や旗を立てる習慣がはじまりとされています。

旗は現代の旗と代わりはありませんが、幟は個人用の旗のことで、人が集まり混乱している戦場で自分の所属元を表す役割がある大切な戦いの道具です。

他にも、吹き流しも現代とは役割が違います。

吹き流しは、「伝令兵」と呼ばれる情報担当の武士が身につけていました。

敵味方の間を行き交い、味方の報告や命令だけではなく、敵との交渉に出向く伝令兵は攻撃をしてはならない時代がありました。

敵からの攻撃を避けることができるというゲン担ぎで、端午の節句に吹き流しが飾られるようになります。

普段の道具を点検目的で並べたのか、はじめから健康祈願目的だったのかは定かではありません。

現代のように、端午の節句のために鯉のぼりを買い揃えるのではなく、家にあるものを飾る程度でした。

その後、しばらくは地方ごとに違いがありますが、端午の節句に合わせて旗や幟、吹き流しが飾られるのは変わりません。

日本国内で戦争が起こらなくなった江戸時代以降、端午の節句で飾られるのは「鯉のぼり」へと代わります。

なぜ、幟や旗や吹き流しは鯉になったのでしょう?

単に形が似ていたからだけではないようです。

 

□鯉のぼりはなぜ鯉になったのか?

幟や旗や吹き流しが鯉のぼりに代わったことにも理由はあります。

中国の古典で「鯉の滝登り」というエピソードがあることは知られています。

鯉は滝を登るほどの努力をして、目指していた滝の先に行き着く頃には、空へ駆け上がる龍に代わるというお話です。

この中では、鯉は出世の象徴として扱われています。

儒学をはじめ、中国の古典が盛んに研究されたり、世の中に知られるようになった江戸時代、関東の商人が武士の家庭の習慣に「子どもの出世」というメッセージを込めて鯉の形をした布製の飾りを始めたことが正式な記録にも残っています。

鯉は出世の象徴ですが、鯉のぼりに込められた思いは出世ではなく「努力」です。

なぜなら、江戸時代よりもさらに昔から、出世は自分の裁量というよりも環境の影響が大きいことは知られていました。

実力で勝っていても、幹部と同じ出身地、好かれる人柄、仕事以外の人間関係、仕事以外の理由を上げるほうが簡単です。

それなら、自分でできることを頑張る鯉のような姿が美しい。

滝を登るほど努力をする子に育ってほしいという大人の思いが込められています。

 

□鯉のぼりの種類と意味

令和の現代の鯉のぼりでは、黒い大きな真鯉と赤い緋鯉、さらに青い色のひと回り小さな鯉とピンクやオレンジのもうひと回り小さい鯉の4匹が定番です。

大きな真鯉と緋鯉は親、ひと回りずつ小さい2匹の鯉はお子さんを表していることは知られています。

鯉のぼりの鯉の種類も、時代に合わせて変化しています。

江戸時代中期の歌川広重の作品には、黒い鯉が1匹描かれています。

ちょうど端午の節句で鯉のぼりが始まった時期と重なり、鯉のぼりの始まりが1匹からだったことは確かです。

その後、明治後半から大正にかけて赤の緋鯉が加わります。

赤い緋鯉は、現在のような母親の意味ではなく、色が示している通り赤ちゃんを表す意味がありました。

さらに、戦後の1960年代になると青い小さな鯉とピンク色のもうひと回り小さな鯉が加わります。

この頃から黒い真鯉を父親、赤い緋鯉を母親、青の子鯉を長男、ピンクの子鯉を長女とした夫婦と子ども2人という当時の家族像が定着するようになります。

また、真鯉の上に鯉のぼりの元祖といわれる吹き流しも加わったセットが販売されるようになります。

 

□鯉のぼりは簡易なものでもいいのか?

歴史を遡ると、平安時代から戦国時代にかけてのシンプルな吹き流しから、江戸時代の1匹の鯉、さらに明治から大正にかけての2匹の鯉、昭和の戦後には4匹の鯉と吹き流しというように、時代に合わせて鯉のぼりは増え続けてきました。

特に戦後の1960年代は、庭付きのマイホームに親子4人が暮らす生活スタイルが世の中のスタンダードになっており、「より大きく」「より数の多い」鯉のぼりが好まれていました。

特に兄弟姉妹が多いほど良いとされた社会の価値観を反映しています。

少子高齢化といわれる令和の現代、平均的な収入の家庭ではどのような暮らしでしょう。

庭付きのマイホームを夫婦の通勤圏内に建てるのは、なかなか勇気のいることです。

お子さんも1人か、多くて2人でしょう。

おそらく、現代的な家族像に合う鯉のぼりは、マンションのベランダに立てることができ、限られたスペースで収納できる大きさが好まれています。

小さな鯉のぼりでも、真鯉の父親、緋鯉の母親が見守る子どもたちという意味は変わりません。

多様化する世の中ですので、真鯉を母親、緋鯉を子どもに見立ててもかまわないはずです。

さらにジェンダーフリーの令和の現代では、鯉のぼりは男の子のイベントというよりも、家族の幸せな暮らしを願って飾る意味を込めてもいいのではないでしょうか。

 

 

 

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