鯉のぼり クッキーを楽しく焼いてみよう！

子どもの健やかな成長を願い、屋根に掲げるのが鯉のぼりです。

鯉は、龍門を登れば龍になるという伝説がある生物です。子どもが成長していく中で、龍門を昇り、鯉から龍へと成長して欲しい、そんな願いが元になり鯉のぼりという風習が始まったと言われています。

さらに、屋根に鯉のぼりを掲げることで、天の神様にこの家に男の子がいることを知らせ、祝福をして貰うという意味合いもあります。

ただ、男の子が生まれ、鯉のぼりでお祝いをしたくても、集合住宅に住んでおり、鯉のぼりを掲げることは難しいと悩む人は少なくありません。

一軒家に住んでいたといても、倒れないように支柱を設置したり、天候に合わせて上げ下げしたりするのは手間がかかることです。そんな鯉のぼりでお祝いをしたくても、なかなかできないという悩みを抱えている場合は、鯉のぼりクッキーという形でお祝いをしてみると良いでしょう。

子どもの日のお祝いの方法で、人気となっているのが、スイーツによるお祝いです。スイーツであれば、設置場所がないことで頭を悩ませる心配もありません。そんな子どもの日に合わせて、用意しておいて損がないお菓子が鯉のぼりクッキーです。

子どもの日にどんなスイーツを用意したいかは、家によって異なります。柏餅とちまきという定番の和菓子が良いという家もあれば、子どもが好きなケーキを用意したいという家もあるでしょう。

どちらの場合でも、あと一つこどもの日を盛り上げるためのお菓子が欲しいという場合は、クッキーを用意しておくと良いでしょう。最近では、鯉のぼりをモチーフとした可愛いクッキーも売られており、手軽に購入することができます。

クッキーであれば、一緒に子どもの日を祝ってくれた人、遠方から祝いに来てくれた親族など、色々の人に配れるというメリットもあります。

そして、もう一つ大きなメリットとなるのが、自宅で手軽に手作りができることです。お菓子を作ったことがない人からすれば、クッキーはとても簡単な工程で作ることができます。

クッキー作りに必要となるのは、材料を計量し、混ぜて寝かせて、成形をして焼くだけです。基本のクッキーであれば、バターと小麦粉、砂糖と卵があれば作ることができます。

クッキーの生地を作ることはできても、鯉のぼりの形に仕上げていく自信がないという人もいるでしょう。手軽に鯉のぼり型にしたい場合は、型を購入することが有効です。鯉のぼりの形に切り抜くことができるだけでなく、顔や鱗などの模様も同時につけることができる型が一つあれば、手軽にいくつもの鯉のぼりクッキーを焼くことができます。

顔や模様も最初から入っている形となるため、焼いた後に手を加える必要もなくとても簡単です。

ただ、鯉のぼりクッキーは型なしでも作ることができるものです。型なしで作る場合は、５ｍｍ程度の厚みに伸ばした生地を、包丁でカットしていきます。

作りたい鯉のぼりの大きさに合わせて、細長い板状にカットをしたら、尻尾になる部分に三角形の切り込みを入れれば、鯉のぼりの形となります。全体の形が出来たら、スプーンやつまようじなどを使って模様を刻んでいけば、型なしでも手軽に鯉のぼりクッキーを作ることができます。

ただ、線が綺麗に出なかったらと不安を感じる人もいるでしょう。そんな場合は、アイシングに挑戦をしてみると良いでしょう。

アイシングに必要となるのは、粉糖と卵白、そしてつけたい色に合わせた食用色素です。粉糖と卵白をしっかりと混ぜ合わせ、ペースト状になったら水で固さを調整し、色素で好きな色を付けていきます。必要な色のアイシングを作ったら、クッキングシートで作った小さな絞り袋に入れ、冷めたクッキーに好きな模様を描いていきます。

基本は粉糖と卵白ですが、最近では水を入れるだけで手軽にアイシングの素を作ることができる、アイシングシュガーパウダーも販売されています。

アイシングには絵心が必要と考える人もいるでしょう。

しかし、鯉のぼりの場合は、赤や青なおどベースになる色を全体に塗り、白のアイシングで目玉と鱗、尻尾の模様を描き、最後に黒っぽい色で目を入れるだけでも、可愛い鯉のぼりに仕上がります。ベースとなる色を複数用意しておけば、見ているだけで楽しくなる鯉のぼりクッキーに仕上がるでしょう。

少し複雑なアイシングをしたい場合は、顔の中でも口の周りは白く塗ってみたり、鱗に使う色を増やしてみると良いでしょう。

そんな鯉のぼりクッキーの魅力は、子どもも一緒に作れることです。

生地をこねたり、型を抜いたり、アイシングをしたりする工程は、子どもと一緒に行うことができます。子どもを喜ばせるだけでなく、一緒に楽しい思い出を作りたいという場合も、鯉のぼりクッキーに挑戦をしてみると良いでしょう。

基本となる鯉のぼりを作ることができたら、兜などもクッキーで作ることができるようになります。作り方を覚えておけば、子どもの日のお祝いがとても華やかなものとなるでしょう。