雛人形は折り紙で代用してもいいの?
女の子のお子さんが産まれると、盛大にお祝いしたくなるのがひな祭り。1年に1回のお祭りだからこそ、可愛らしく祝ってあげたいものです。ひな祭りといえば雛人形を思い浮かべますが、最近はSNSを中心に『折り紙の雛人形』も話題となっています。こうした簡単な物でも代用できるのか、ご紹介していきます。
【雛人形の意味って?】
3月3日の桃の節句には、雛人形を飾るのが習わしです。ひな祭りには雛人形を飾ることが当たり前のようになっていますが、そもそも雛人形はどうして飾るのでしょうか?
・スクスクとした成長を祈って
雛人形は生まれた女の子が何の苦労もなく大きくなれますように。というパパやママの願いをこめて作られたお人形です。盛大な人形を飾ることによって、厄や災いなどがどこかに消えてしまい、元気にすくすくお子さんが育つと言われています。
昔は小さなお子さんが大きくならないうちに命を落としてしまうことも多かったので、大人になるまで無事に成長できますように…と切なる願いも込められていたようです。最近では時代が替わり、色々なタイプのお雛様が登場するようになりました。豪華絢爛な雛人形を見ていると、家族みんなで幸せな気持ちになれます。
【雛人形、わざわざ買うのは?】
最近では「場所を取るだけだから、雛人形をわざわざ買わなくてもいいのでは?」という意見もSNSを中心に目立っています。
・高級な雛人形を買う余裕がない
・重たいし準備するのが、面倒くさい
・マンションだから飾る部屋がない
その理由は色々ありますが、住宅事情や価値観のちがいなどによって「買わなくてもいい」と思う方も増えているようです。そんな時に気になるのが「雛人形の代わりに折り紙の人形を飾ってもいいのでは?」という思いです。折り紙の雛人形であればスペースを気にせず、安く代用できそうです。
【雛人形は折り紙で代用してもいいの?】
折り紙さえあれば、いつでもどこでも飾ることができる雛人形。こうした折り紙の雛人形を、本物のおひなさまの代わりとして飾ってもいいのでしょうか。まずは折り紙の雛人形のいい所から見ていきたいと思います。
-メリット-
・100均の折り紙をつかえる
・雛人形代を節約できる
・見た目がキュート
・毎年、好きなものを飾れる
折り紙で折った雛人形のメリットとして、安いというのが1番に挙げられます。100円ショップでも色々な種類の千代紙が売られているので、こうしたアイテムを上手く使えば数百円で立派な雛人形セットをつくることもできます。
何十万円とするお雛祭りのアイテムを用意しなくていいので、経済的にも楽になります。また折り紙でつくったお人形は見た目もとても可愛らしく、お子さんのウケもいいという特徴があります。軽くて持ち運びしやすく、毎年好きなデザインを年替わりに折れるというのも捨てがたい利点です。
またデメリットはこちらです。
-デメリット-
・厄除けとしての意味をなさない
・お子さんが大きくなった時に、説明に困る
・祖父母の手前、言い訳しにくい
雛人形には厄除けの意味合いも込められています。折り紙では雛人形にはどう頑張っても厄除けのパワーは込められていないように思えるので、お子さんの健やかな成長を思うと少々不安にもなります。
また小さい頃はごまかしが効くものの、大きくなった時に「どうしてうちの家だけ雛人形がないの?」とお子さんが不思議に思う可能性があります。よその子はみんな豪華なセットを買ってもらっているのに、同級生で1人だけ雛人形を持っていなかったとしたら…。さすがに折り紙の人形では代用できないかもしれません。
また祖父母などからお祝いを頂戴している場合には、きちんとした人形を揃えておかないと後々面倒なことになる可能性もあります。今はいいけれども、未来のことを考えておくのであればやはり折り紙の雛人形ではなく、しっかりとしたブランド物の雛人形を購入しておくのもおすすめです。
【雛人形のセールはあるの】
「今から買える雛人形ってあるの?」そう思ったら、雛人形を少しでも安く買う方法を知っておきたいものです。
実は雛人形は問屋さんによってはシーズンオフの時期に、目玉セールをおこなっている場合もあります。
・在庫を過剰に抱えているとき
・新しいモデルチェンジをおこなうとき
・売れ残ってしまったもの
こうした雛人形は状態もそれなりに良く、品質もいいものが多いです。たまたま売りだすタイミングを間違えてしまい売れ残っているだけ…という場合が多いので、こうしたお得な雛人形に目をつけておくとお得な買い物もできます。
また最近は若いカップルでも手の届きやすい値段で、雛人形を販売しているメーカーも増えてきています。こうしたアイテムを上手く見極めれば、安い値段で「女の子のお祝い品」をそろえることもできます。色々な商品を見比べて、ぜひ楽しく悔いのないひな祭りを迎えてみてください。