雛人形の台飾りについて
雛人形には、台飾りという雛人形専用の飾り台が存在します。
この飾り台の種類についてはおおよそ3種類あります。
昔ながらの雛人形の台であれば、お内裏様以外も台座に安置して飾ることを可能とした「ひな壇式台座」という物があり、こちらの台座は2段3段と段数が様々で、お内裏様意外も主役に添えて雛人形を飾るために使用する台座です。
現在では小さく折りたたむことができるものが多くなっています。
反面に大掛かりなものになりやすく場所を取るという問題がありますので、たくさんの雛人形を一度に飾らないのであれば必要のない物になります。
これは、昔からお内裏様意外を主役に添えた雛人形を添える文化を守っている家庭に向けて今現在では折り畳み収納することを可能とした飾り台を販売するようになったのです。
昔の雛人形の台座は分解して台座を小さくすることは可能でも、即座に小さく折りたたみ、脚立のように小さくしたうえで収納するということは不可能でした。
その為、多くの雛祭りを楽しむ家庭においてはまず台座を作り、その後雛人形たちを飾ったのですが、この時、台座を即座に完成させる台座が新しく登場し、今現在では折り畳み可能な台飾りを使用すれば、雛人形を並べる際の手間を短縮できるとようになっています。
現在はこの収納可能な台座が人気を得ています。
次に「高床式台座」という物も、雛人形を飾るうえで生み出された割と新しい台飾りになります。
この台飾りの特徴は、雛人形を飾るうえであえて台を高く持ち上げる形にすることで、人形を高く添えることを目的にした台飾りです。
高床台式の台飾りの良いところは、一つの台座の中にすべての雛人形を収容することでお祝い事のステージを一つに構築することにあり、設置においては棚などの上部に設置することができればそれだけで雛人形を飾ることができる点にあります。
また電飾を施すことで明かりを雛人形の台飾りに添えてある雪洞灯にともすこともできたり、高床式台座の内部に電飾やオルゴールなどの音を出す機能のある商品もあります。
雛祭りを盛り上げる演出を付与することも可能でこちらは、雛人形を簡素化することで生まれた一つの文化であると言えます。
雛人形自体が高床式飾り台に固定されている場合、雛人形を並べるという時間を必要としません。
旧来の雛人形を箱から取り出し、台座を作り上げてから水から並べるという作業を行う必要性がない物も最近は人気があり、雛祭りにかかる準備期間を短縮できます。
次に「単品型台飾り」という物です。
主要人物をお内裏様とお雛様を主役に台飾りを作り上げたもので、台飾りとケースが一体となったものです。
このタイプの利点は、コンパクトさです。
高床式飾り台の雛人形と比較してもコンパクトですね。
コンパクトであるので、雛人形がケース内に収められているだけのものや、ちょっとした小物群で雛祭り用の人形であることが分かるため、簡易な雛祭り用の装飾品であると言ってよいでしょう。
このコンパクトなケース入りの雛人形は、最近の主流商品となっており、その理由は置き場所に困らない、プレゼントとして最適であること、処分の容易さなどがあげられています。
雛人形は、役割を終えた後にはお焚きあげという風習に習い、人形を厄払いして無に帰すという作法を行う必要性があるのですが、旧来の雛人形においてはすべての人形をそろえたうえでお焚きあげをするのは難しいという声もありました。
廃棄処分という方法で可燃物として廃棄するなど問題のある行為によって廃棄していたこともあり、そうした問題を踏まえ、ケース入りのまま持ち込みお焚きあげをすることができる雛人形の方が主流となりつつあるのが現状です。
今紹介したように、雛人形の台飾りはおおよそ3種類に分かれ、
旧来型のお内裏様とお姫様以外も主役に添えて着飾る、段式台飾り。
電飾やオルゴールで雛祭りを楽しく盛り上げ、インテリアとしても安置できる高床式飾り台。
ケース入りによる贈答品や簡易な雛祭りを行う際の用具として使用可能なケース入りの単品型台飾り。
この3つが主な雛人形の台飾りになります。
主流と言えるのがケース入り単品型台飾りの他、高床式台飾りの台座になります。
いずれの台飾りも台座単品で購入できますし、すでに自宅にある雛人形用の台飾りとしてお使いいただけるので、雛人形をすでにお持ちであればどの台座を購入しても、安心して雛人形を飾ることができます。
ただし、雛人形の数が多い場合、段式段飾りが一番適した台飾りになりますので未だ需要がある台飾りの一つになります。
その他の御知らせ
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五月人形・鯉のぼりの展示会のお知らせ弊社の五月人形・鯉のぼりの展示会は 3月11日(水)10時スタートです。
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雛人形(ひな人形)の展示会のお知らせ雛人形の店舗オープンは1月11日(土)よりです。