雛人形をねこから守ろう!効果的な対策をご紹介
雛人形を飾りたいけれど、ねこがいるから大丈夫?と悩んでいるねこ好きの方は多いのではないでしょうか?人間にとって雛人形は可愛らしくて愛でるものですが、ねこにとっては興味をそそられる要素が満載です。
段飾りの雛人形は、ねこにとっては思わず階段を登りたくなるもので、飾ってあるこまごました小道具はちょいちょいとつついてみたくなるものです。
ねこは叱られてもその時はやめるかもしれませんが、懲りずに目を離した時に何回でも同じことを繰り返します。そもそも、なぜ叱られているのかを理解できないので、根本的にいたずらをしないようしつけることは不可能です。
雛人形をねこから守るには、いたずらされないように人間側が対策を採る以外にはありません。有効な対策を5つ紹介します。
1.ケースに入れる、もしくはケース付きを買う
今から雛人形を買う場合は、ケースに入ったタイプを買えば問題は解決します。ただし、ケースの上にねこが上がることは予想されます。
ケースにはガラス製やアクリル製がありますが、上に重たいものを載せるようにはできていないので、ケースの上にケースよりも大きいサイズの板を乗せておくと安心です。
小さいケースの雛人形を買う場合は、万一ねこが落としても安全なように、ガラス製よりは丈夫で割れにくいアクリル製を選ぶこをとおすすめします。ねこが触ってもケースが動きにくいよう、下に滑り止めを敷いてもいいでしょう。
ケースを被せる場合は、人形店で人形用のケースを購入することもできます。また、アクリル版を購入して自分でケースを作ることも可能です。
小さな雛人形の場合、手持ちのガラスケースやアクリルケースに入るようなら、代用することができます。
2.ねこが嫌いなニオイがするものを置く
雛人形の周囲にねこが嫌いなニオイがするものを置く方法もあります。ねこが嫌いなニオイには、レモンやミカンなどの柑橘系のくだもののニオイや、コーヒー、メントール、唐辛子やこしょうなどの香辛料のニオイなどがあります。
コーヒーはコーヒーカスを天日に干すか電子レンジで加熱して乾燥させたものを、ガーゼやお茶のパックに入れるといいでしょう。柑橘系のくだものなどは、水に絞り入れてスプレーをすると効果的です。
ただし、ねこの嫌いなニオイには個体差が大きく、メントールやミカンのニオイが気にならないねこもいるので、自分が飼っているねこが嫌いかどうかを把握しておく必要があります。
3.水スプレーを活用する
ねこにしつけをするのは難しい、と書きましたが、ねこが苦手なことをして近づかなくなるようにすることは可能です。個体差はありますが、スプレーをする時の「シュッ」という音がねこが威嚇する時の「シャーッ」という声に似ていて苦手、という場合もあります。
また、ねこは水が身体にかかるのが苦手なので、水を入れたスプレーを用意しておいて、ねこが雛人形に近づくたびに水スプレーをすると近づかなくなります。根気良く続けていると、スプレーを見ただけで逃げるようになる場合もあります。
ただし、雛人形の近くでスプレーをする時は、雛人形に水がかからないように注意してください。雛人形がしけってしまうと、保管中にカビが生えてしまう可能性があります。
4.吊り戸棚を作って飾る
ねこがジャンプしても届かない位置に戸棚を吊り、雛人形を飾ればねこによる被害を避けることができます。戸棚を吊る手間が必要ですが、ねこも人間もストレスなく解決できる方法です。
ただし、戸棚の周囲1.5mに足場があると、ねこはジャンプして飛び移る可能性があるので、設置場所には注意しましょう。
5.雛人形を飾る部屋はねこは立ち入り禁止にする
すでに7段飾りなどの大きな雛人形を持っていて、ケースに入れることができない、ニオイ対策もスプレー対策も効かなかった、という場合は、雛人形を飾っている部屋にはねこは入れないようにする、という方法もあります。
ただし、今まで入ることができた部屋に急に入れなくなると、入れてくれ!と鳴き叫んだり、実力行使をしたりする可能性が高いです。
ねこの「入れてくれコール」に耐えることができない人や、自力でドアやふすまを開けることができるねこの場合は、この方法は不向きです。
普段使ってない部屋があり、その部屋に雛人形を飾ってねこは立ち入り禁止とすることができる場合は、有効な方法の1つでしょう。
ねこを叱ってもなぜ叱られたかわからずに、いたずらを繰り返したり飼い主さん不信になってしまったりするだけです。ねこのいたずらは、いたずら対策を採っていたずらできないようにするしか方法はありません。ねこは雛人形を見るといたずらするのは仕方がない、と考えて、いたずらできないように対策を採りましょう。
有効な対策はねこの性格や家庭の状態によって異なるので、自分の家のねこや状態に合ったものを選んで、人もねこも楽しく雛祭りを過ごしましょう。