羽子板は魔除け・厄払いなどの効果もあり、飾りとしても使われます
羽子板といえば、はるか昔から日本で扱っているものとなっていて、お正月には欠かせないものでもあり、大人から子供まで知っているものでもあります。
気になるのはお正月に羽子板は室内に飾ったりしているところを見たことがある方は多数いるかと思いますが、あれは何のために飾られているのか紹介していきたいと思います。
羽子板は外で遊ぶ用のものと室内に飾っておく用で分かれています。
室内に飾る羽子板に関しては魔除けや厄払いなどの効果があり、昔からお正月には必ず飾っていたものとなっています。初めてお正月を迎える赤ちゃんに贈るものとしても知られていて、こちらは無病息災のお守りとしての効果があります。飾る用の羽子板はお正月を過ぎても飾っておいても大丈夫です。
邪気祓いとしても羽子板は大きな効果を持ち、室内に悪い運気などが入ってこないように防いでくれる働きもあります。飾る数に関しては決まっておりませんが、大切な場所やリビングなどに羽子板を飾っておくと良いでしょう。
特に赤ちゃんに贈る羽子板は大事なものです。魔除けにもなり健康的にすくすく成長して欲しい願いと、厄払い、安心安全に暮らしをして欲しいと思いを込めて贈られるものでもあるため大切なものです。
飾り方に関しては風水も考慮しながら、守護や加護などの効果が最も強くなるように設置をしていくのが良いでしょう。
室内飾り用の羽子板を設置する時期は1月にはいる前に事前にやっておきましょう。12月の中旬または下旬に飾っておくと良いとされています。12月30日と31日に羽子板を飾るというのは縁起が悪いと言われているため、ここは必ず避ける必要があります。
羽子板はショーケースやガラスケースに入ってることが多く、設置は安全でスムーズにできます。
羽子板のメンテナンスをする時はケース内から出して対応することになりますが、表面や裏面などの埃を落としたり汚れているところを磨いてきれいにしたりする程度が良いです。
室内飾り用の羽子板は専門店やネットショップでも買えるようになっています。
商品によって価格帯も異なってきますがリーズナブルな価格で購入できるのものもありますので、安心して選んでいただけます。
飾る用の羽子板を保管する時はクローゼットや倉庫などにしまうことが多いと思いますが、防虫剤を使いつつ、乾燥した場所に保管しておくと保存状態を維持することができるので意識をしておきたいところです。
羽子板が登場しはじめたのが室町時代ぐらいからとなっています。
この頃は貴族や公家、武家などの身分が高い人のみが保有できるものでした。室町時代や戦国時代には一般的な人の前に出るということはありませんでしたが、時代が経つにつれて徐々に一般的な人たちにも知られていったようです。
公の場で羽子板が多く見られはじめたのが江戸時代に入ってからです。この頃からはお正月には欠かせないものとしても知られ大事に使われていきました。
外で遊ぶ用の羽子板もこの時はかなり多く作られ、大人から子供まで遊ぶ羽根つき遊びが普及していったのです。
羽子板は古くから使われているものでもあるため、歴史と文化が多く残るものです。今も生産が行われ、正月には多くの家庭で使われています。地域によって伝統もあるため羽子板を使った行事なども行われているところがあります。