羽子板の置き場所、飾り場所はどうする?
女の子がいるお宅では、お正月に羽子板を飾るという家もあるでしょう。ですが、どこに飾るのがいいのか迷ってしまうことがあります。せっかくの縁起物です。できたら飾る場所にも拘りたいものです。ここでは羽子板を飾る場所について紹介します。
・玄関
羽子板を飾る場所としては、玄関がふさわしいという意見もあります。羽子板というのは、子供の成長を願って飾るものです。多くの人の目に触れる場所に飾る方が、羽子板にとってもいいでしょう。
そして、ドアというのは毎日開ける場所で、外気に触れやすい場所です。ドアからは、良い気も悪い気も両方入ってきます。ですが、羽子板を飾っておくことによって、そこで厄除けができるため、なにも心配はいりません。
羽子板を玄関に飾ることは、子供の成長だけでなく、悪い気から守る効果もあるのです。
どこに飾ったらいいのか迷った時には、玄関という選択肢もあります。
・床の間
和室があるお宅では、床の間に飾るということも考えられます。確かに、羽子板は洋室よりも和室の方がよく似合います。ですが、この時には床の間の位置について考えることも必要です。
床の間というのは、多くの家庭では奥の方に作られていて、日当たりがかなり悪いものです。暗い場所に飾っては、せっかくの羽子板も台無しです。
羽子板を床の間に飾りたい時には、床の間の雰囲気を大切にすることが大切です。明るい印象なら飾っても問題はありませんが、暗くジメジメした印象の時には、床の間は避けるようにしましょう。
・リビング
お正月には、親戚や友人が集まってワイワイ賑やかに過ごすという人もいるでしょう。羽子板をリビングに飾ることで、来客にも見てもらえますし会話も弾みます。ですがリビングの雰囲気と羽子板があまりにも合わないという場合には工夫することも必要です。
たとえば、洋画が飾ってあるところに羽子板を一緒に飾っては、違和感があります。羽子板を飾る時には、壁に飾ってある洋風な物は下げて、和風で統一するといいでしょう。その方が羽子板の雰囲気を壊すことはありませんし、全体的に美しくレイアウトすることができます。羽子板だけではなく、周囲の飾りにも気を使うことが必要です。見た目も鮮やかになりますし、豪華に映ります。
羽子板をリビングに飾るという時には、他のアイテムとの相性について考えることも大切です。
・寝室
人は、寝ている時に悪い気を出して、良い気を吸い込むとされています。羽子板のように縁起が良いものを置くのもいいのではないでしょうか。そして、縁起ものというのは、高い位置に置くといいとされています。
たとえば、立ち上がった時に低い位置に羽子板があっては、まるで見下ろしているかのような印象に見えます。それよりも、高い位置にあった方が見上げる形となり印象も変わります。
寝室に羽子板を置きたいという時には、置く位置についても考えるといいでしょう。
・飾ってはいけない場所
縁起ものとされる羽子板ですが、置かない方がいけない場所もあります。
それは、直射日光が当たる場所です。
玄関でも、リビングでも、寝室でも、直射日光が当たってしまうと、せっかくの美しいは羽子板も、色褪せてしまったり、変形したりします。
太陽の光を浴びると、キラキラして綺麗なのですが、飾る時には気をつけましょう。
また、湿気のある場所も避けるべきです。窓の近くは、結露ができやすくカビが発生しやすいものです。また、エアコンやヒーターが直接当たるような場所も避けた方がいいでしょう。
そして、リビングに飾る時には、キッチンから離れているかどうかが重要です。水や油が跳ねやすい場所に羽子板を飾っておくと、羽子板が汚れる可能性もあります。
また、不安定な場所に飾ることも避けるようにしましょう。生活をしていくと、なにかにつけて振動というものが伝わってしまいます。不安定な場所に羽子板を置いておくと、倒れてしまったりして破損する恐れがあります。
そして、お子さんが小さい時には、子供部屋に飾ることもできたら避けた方がいいでしょう。
小さい子供にとって、羽子板というのは遊びの道具にしか過ぎません。
安易に触れて倒したことで、指や腕を怪我することに繋がるかもしれません。
羽子板を置くときには、安定した場所で、子供が簡単に手を出せないところを選ぶようにすることも大切です。
羽子板は、女の子の成長や幸せを願って飾られます。ですが、飾る場所が変わるだけで、その意味合いも変わってきます。玄関やリビングに飾ることで、多くのお客様に見てもらえます。また、子供部屋に飾ることで、お子さんを常に守る役割が発揮されます。
羽子板を飾る時には、直射日光などを避けて、変形や変色を防ぐようにしましょう。
また、羽子板を飾る時には、きちんと固定をして倒れないようにするか、ケースにきちんと入れて飾っておきましょう。羽子板を飾る時には、細部にまで気を使うことが必要です。