羽子板は折り紙で作って楽しむ
羽子板というとお正月飾りで見ることが多いものです。ですので高価なものというイメージがあるかもしれません。あまり身近な飾りもとして感じられないこともあるでしょう。ですが最近ではお正月飾りもあまり豪華なものは用意せず、シンプルにしめ縄飾りと鏡餅だけ、という家庭も増えています。
また、自分で手作りした和洋折衷の飾りを飾っている家庭も多くあります。豪華なものを飾らなければいけないという決まりはないので、出来る範囲で自分なりのお正月飾りを楽しむことができれば、わざわざお正月飾りを用意するということも負担に感じずに済むでしょう。
小さな子供がいる家庭であれば折り紙で作って子供と一緒に飾るというのも良いかもしれません。お正月の期間だけ飾って、過ぎればアルバムなどに貼ったりして残せるので、高価な飾りのように保管場所を探さなければいけないといった事もなくなります。
こうした子供と作る折り紙は遊びにもふれあいにもなってよいですが、いくつも作ってしまうと後で片づけるのに困ることもあります。飾る期間が過ぎた後、どうしようかに悩む親は多いものです。
お気に入りのものはアルバムに、保育園や幼稚園などの記念品と一緒に残しておいて、後のものは写真に撮って残しておくというのも良い方法です。写真であればかさばりませんし、どのようなものを作ったのか記念として残しておくこともできるものです。
折り紙はとても安く用意できる素材ではありますが、完成品は豪華で素晴らしいものになります。羽子板そのものも折り紙で作ることもできますが、折り紙の羽子板をもっと丈夫にしたいということであれば、羽子板は段ボールや厚紙などで形だけ作って、羽子板飾りを色とりどりの折り紙で作るというのも良い方法です。
折り紙はどうしても薄いので、丁寧に扱わなければ折り目がついてしまったり、すぐにくしゃくしゃになってしまうということがあります。そうならないように折り目をたくさんつけてしまいそうなら段ボールや厚紙なども活用するようにしましょう。
折り紙で作る花飾りやコマなどもとてもボリュームがあって豪華なので、見栄えがします。
特に金銀色の色紙や和紙などを上手に使えばとても豪華な仕上がりになります。仕上がった羽子板は色紙に貼れば、長く立てかけて見て楽しむこともできます。アイデア次第で立派な作品になるので、大人も一緒に楽しんでみると良いですね。好きなキャラクターを描いても大丈夫なので、子どもの想像力を引き出してあげると良いでしょう。
低年齢の子供だと羽子板を折り紙でつくるのはちょっと難しいかもしれません。
口で説明してあげても手順を説明してあげても難しく感じてしまうことがあるので、そうした時は音声付きの動画などで作り方を説明してあげても良いのではないでしょうか。動画であれば難しいと感じるところやつまずいてしまうところを一旦停止でもう一度見ることもできるのでわかりやすいです。また、作り方も色々なバージョンがあるので、一番簡単なものから始めましょう。簡単なものがスムーズにできるようになったなら、もっと難しいものにチャレンジしていくと良いです。
折り紙で飾り物を作るということは、普段見ることもなく関わる機会がないようなものであっても関わることができ、親近感を持つことができるというメリットがあります。特にお正月飾りなどは年に数日しか目に触れることがないので、口で形などを説明してもわからないということがあるでしょう。手軽な折り紙でどういったものなのかを教えてあげるというのも良いです。
実際に自分で作って形にしてみるとどんなものかが分かりますし、イメージもしやすくなるでしょう。羽子板とセットで羽根も作っておくと、本来はどんな目的で使うものなのかを連想させやすくできます。
羽子板は馴染みがないですが、羽子板を使って遊ぶ遊びはバトミントンに近いので、どうやって使うのかもわかりやすいです。羽子板を使って遊ぶということはもはや昔の行事になりつつありますが、日本の昔の生活を知るにも良いものです。
ほんの少しでも遊びを通して日本の文化を感じさせてあげるようにしましょう。日本昔話などを読んでも、言葉や使っている物があまりにも現代とはかけ離れていることで物語に集中できない、状況が理解しにくいということもあえるので、昔のものを作って見せてあげるということは、そうしたことがなくなるということもあります。せっかくの面白い物語も登場するものに共感できなければ面白さもわからないということになり勿体ないです。羽子板はそうしたお正月の文化を感じさせるという意味でも役立つでしょう。冬休みのお休み期間に家族と一緒に作ってみると良いでしょう。