羽子板も可愛いものを選べば飾りやすい
羽子板はもともとは日本の伝統の飾り物ですから、家のインテリアとして飾るようなことはなかったでしょう。ですが今はインテリアとして年中飾れるくらい華やかなものや、かわいい羽子板が増えているので、お正月飾りの目的でなくてもインテリアとして日常的に飾る飾りものとして選ばれることも多いです。
イメージとして海外のリースなどのように、自由に自分の好きな飾りをつけて楽しむこともできます。
羽子板といえばお正月のもの、というイメージが固まってしまうと自由な発想ができなくもなってしまいますから、インテリアとして飾りたい時はあまりイメージにとらわれないようにすると良いです。ハンドメイドする時も自由に自分の好きな材料を購入してきて取り付けると良いです。
また子どもの節句の時にかわいい着物を着せてあげることが多いですが、こうした子供の時に着る着物はレンタルではなく記念に購入してそのまま残しておくようにしたいという家庭も多いものです。しかし子供の着物であっても、受け継がれているものや本絹のものは手入れが大変です。使いたいと思った時に穴が開いていたり、サイズが小さくなってしまって次に着たい時に着れないということもあります。そうした時せっかくの良い着物を台無しにしてしまいますから、そうした後悔がないように羽子板の飾りにして残しておくというのもおすすめです。
着物のリメイクなどは良くありますが、着物のそのままを活かしたリメイクというのはあまりなく、多くが形を変えてしまうものです。素敵な巾着や小物にするにしても、着物に多くはさみをいれなければいけないことも多いので、そうした切断部分が多くなってしまうことにためらいを感じてしまうこともあるでしょう。大事な思い出のある着物はできるだけ着物のまま残しておきたいというのが本音でしょうから、そうした着物であることを大事にしたまま残していきたいという人にしてみても羽子板で着物の形を残すというのは満足のいくものになるでしょう。お人形にしてしまうと、今度そのお人形を処分することになった時に供養などが必要にもなってしまいますが、羽子板であれば供養するほどの手間もかからず処分することが出来るのでしょうでしょう。誰かにあげる、譲るという事になっても重く考えることもなくなります。
日本の伝統工芸品や由緒正しい品を感じるものというのはとても上品で良いですが、時としてその由緒正しい思いが重く感じ、維持していくのが悩みの種になってしまうこともあります。伝統工芸品に限らずですが、良いものを良い状態で保っていくには費用がかさんだり、手間もかかってくるからです。メンテナンスなしで良い状態を維持できるもののほうが少ないですから、維持や保管が手間だと感じるようになったのであれば、それを違う形にアレンジして飾ったりして楽しむというのも良い方法です。羽子板はそんなリメイクにも使うことができますから、注目してみましょう。
子どもが生まれた時に子供の名前入りの羽子板を購入したのであれば、何かあるごとに記念の物を羽子板として飾っても綺麗です。いくつか並べられた羽子板は美しいですし人の目もひくでしょう。
モダンな羽子板にすれば、和室がなくても似合います。羽子板には小さい物、大きいものがありますから物によって大きさを変えてみるというのも良いでしょう。今は通販サイトでもこうした美しく飾る羽子板が販売されていますから、イメージが沸かない人はそうした通販サイトで販売されている既製品から選んでみるのも良いです。完全にオーダーともなると費用がかさんでしまいますが、そうではなく名前だけ入れてもらうような感じであれば値段も高額になるようなこともないでしょう。記念としてそのまま大事にしまっておくのも良いですが、飾れるもののほうが楽しめる期間も多くなるのでおすすめです。
羽子板は知人などが起業したり、新しいお店をオープンさせたときの開業祝いとして贈り物にしても良いです。開業祝いはお花が多いですが、羽子板飾りは縁起も良いですし、お店の中にも長く飾っておくことができます。生花よりも楽しむこともできるので良いです。ちょっとお洒落な開業祝いにしたい時や、お花ばかりのお祝いになってしまいそうな時は、他の人とかぶらないようにするという意味でもおすすめです。ですがあまり多くの飾りをつけすぎてしまうと安定感がなくなって倒れやすくもなってしまうものなので、立てかけるスタンドとセットにして贈ったり、ガラスケースなどに入れて倒れないようにしましょう。縁起物として贈る場合は倒れたり傾いたりしてしまうと縁起の悪いイメージにもなってしまうので、ちゃんと安定させて飾るように配慮して贈るということも大事です。長く飾ってもらえるように、縁起の良い花や文字、動物などもあしらっておくと喜ばれることも多いでしょう。