五月人形はリサイクルショップで、購入や処分してもいいの?
五月人形がリサイクルショップに並んでいることを、見かけることも多いですよね。いらなくなった五月人形をリサイクルショップで処分したり、あらたに購入したりすることはアリなのでしょうか?五月人形とリサイクルショップの関係を見ていきましょう。
・五月人形、中古で買ってもいいの?
最近はリサイクルショップの店内で、五月人形を見かける機会も増えてきました。新品にくらべて破格のプライスで販売されていることも多いので、思わず足をとめて見入ってしまうこともあります。
リサイクルショップやネットオークションなどに中古の五月人形があった場合に、購入して自宅に飾ってもいいのでしょうか。
答えは「買ってもいいけれども、あまりオススメできない」というもの。五月人形はお子さんの身代わりになってくれるという意味が込められているので、できれば厄除けの祈願からも「新しい五月人形を購入してあげること」が最適です。
ただ自宅の事情によっては、新しい商品をどうしても購入できない場合もあります。一生に1度の問題なのでご夫婦やご実家の両親とどうすべきか、きちんと話し合うことが大切です。
・五月人形はリサイクルショップに売ってもいいの?
また反対に五月人形を、リサイクルショップに売却したいケースも考えられます。
・お子さんが大きくなって不要になったとき
・引っ越ししなくてはならず、持っていくのが大変なとき
・もう何年も飾っていないとき
リサイクルショップに持っていきたくなる理由はいくつかありますが、1番多いのがお子さんが成人したから、大きくなって興味をもたなくなったから…というものが多いようです。たしかにお子さん本人が見向きもしなくなったら、飾ることも億劫になってしまいますよね。
とある地域ではお子さんが7歳を迎えたとき、15歳を迎えたときをひとつの区切りと考えています。この年まで五月人形を飾れば、あとは生涯しあわせに暮らせると考えられているそうです。
お住まいの地域にもよりますが、もし五月人形の収納スペースに悩んだら、これらの年齢を参考にリサイクルショップなどへの処分をお願いするのも手。よく考えた上での結論であれば「リサイクルショップに買い取ってもらう」ことも、今風の処分方法だと思います。ご夫婦や親子でよく話し合った上で、お店に売却してもいいのか決めていきましょう。
・買取の金額はいくら?
リサイクルショップで買取をお願いする場合に、気になるのはその相場です。五月人形はいくらくらいの値段で引き取ってもらえるのでしょうか。
・3,000~10,000円以上
五月人形はピンからキリまで様々なタイプの商品があります。そのため一概にこの値段で買い取ってくれるという決まりはありません。一般的なタイプで5,000円程度。高くて質のよいものだと、それ以上の値段で買取してくれるリサイクルショップもあります。
お店によっては買取前に買取の金額をおしえてくれる「無料査定」をおこなっているところもあります。査定金額に納得したら売却、そうではない場合は無理に売却しなくてもいいので、迷ったら近くのショップに相談してみることがおすすめです。
・高額買取しやすい五月人形は?
また五月人形はこのような商品ほど、高く買い取られやすくなります。
・有名ブランドの五月人形
・収納箱やしおり、付属の説明書がすべて揃っているもの
・傷や色褪せが少ないもの
・有名な作家が手がけている作品
・購入ルートが明確なもの
高く買取されやすい商品として、有名ブランドや有名な作家さんがつくっているものがあります。誰もが耳にしたことがある著名な作家がつくっている五月人形の場合はプレミア価格で引き取ってくれることもあります。
また骨とう品や中古品の価値を決めるのは、付属品の有無です。新品のときに付いていたもの(説明書や部品など)が完全にそろっているものほど、新品に近い値段で買取してもらいやすくなります。
また日光による色褪せやくすみ、手あかや指紋などが付いていない商品ほど価値があるとみなされていい値段がつきます。正規品かどうかを確かめるために「購入時のレシートや領収書」などがあると、スムーズに買い取ってもらいやすくなります。
・リサイクルショップに行く前に
大切にしていた五月人形をリサイクルショップに売却するというのは、かなり勇気のいる行動です。お店によっては「五月人形の取扱いはおこなっていません」と明記しているお店もあるので、心配な方は事前に電話などをかけて問い合わせをおこなってみることがおすすめです。
またお子さんや家族の許可を得ずにリサイクルショップに売却をおこなってしまうと、あとから大きな家族問題に発展するケースもあります。お子さんの成長を祝う記念の品が、やすやすとリサイクルショップに売却されることを「良いこと」思う人は案外少ないからです。
専門のお店に売却する場合は、かならず家族やお子さんの了承を得ておくこと。丁寧に話し合いをおこなったうえで、家族が納得できる選択肢を見つけていきましょう。