五月人形や雛人形、誰が飾るかで選ぶときのポイントは?
お祝いの気持ちがいっぱい詰まっている五月人形や雛人形。誰が飾るかで選ぶときもあると思います。
飾る人によって、選ぶポイントも少しずつ変わってくることがありますので、うまい選び方を紹介していきます。
【 五月人形、誰が飾るかで選ぶときは? 】
ひと言で「五月人形を買う」といっても、家族の誰が実際に飾りつけをするのかによっても選び方が変わってきます。色々なパターンを紹介していきます。
・祖父母が飾る場合
男のお子さんのおじいちゃん・おばあちゃんが五月人形を飾る場合もあるかと思います。
とくに待望の初孫が生まれたおうち、一家の跡取りが誕生したおうちなどは、いつにも増して気合が入るのではないでしょうか。
シニア世代に人気なのが、本格的な鎧飾りです。鎧飾りは武者をイメージした立ち姿の飾り人形です。
戦国時代のドラマが大好きな方にとっては、のどから手が出るほど欲しくなる人気の品。
金屏風に弓と矢もついているので、ゴージャスな華やかさもあります。値段は少し高めの30万円~になりますが、リッチなおじいちゃん・おばあちゃんであればぴったりの相場なのではないでしょうか。
・パパやママが飾る場合
若いパパやママが五月人形を飾る場合は、どのようなタイプを選べばいいのでしょうか。
「ベーシックな五月人形がほしい」という場合には、兜飾りがおすすめです。兜本体があでやかに飾られている人気の商品で、こちらも金屏風や弓と刀がセットで付いています。
見た目も凛々しく、まさに男の子のお祭りにふさわしい商品です。
強くてたくましい姿も感じられながら、鎧飾りほどは場所を取らないので、マンションなどにもコンパクトに飾ることができます。兜飾りは15万円くらいから購入することができます。
・ご兄弟のお子さんが飾る場合
2人目や3人目のお子さんの場合、上のお子さんたちが五月人形のお手伝いをしてくれることもあるのではないせしょうか?
お子さんに人気が高いのが大将飾りや人形飾りです。小さな男の子のお人形なので、兜飾りなどにくらべてユーモラスで愛嬌があります。
癒し系の魅力もあるので「2人目のお子さんに、温かみの人形を買ってあげたい」と思ったときにもおすすめです。人形飾りにはピンからキリまで色々な種類があります。安いものでは10万円以下から購入できるものもあります。
【 雛人形、誰が飾るかで選ぶときは? 】
雛人形といっても、家族の誰が実際に飾りつけをするのかによっても選び方が変わってくるかもしれません。選び方の目安を紹介します。
・祖父母が飾る場合
女の子のお孫さんへ、祖父母がお祝いの気持ちを贈りたいときは「段飾り」がおすすめです。
段飾りというのは、階段上にお雛様や五人囃子などがかざられているゴージャスなタイプの雛人形です。
人形の数が多いこと、牛舎や梅のお花などの小道具が多いことでも知られています。じっくり細かな造りを眺めることができるので、お年を召した方にも大人気の雛飾りです。
お人形それぞれの表情を見比べたり、華やかなムードを堪能できるので「良い雛人形をそろえておきたい」と思っている方にもおすすめです。お値段はほかの雛人形に比べて、ケタが一つ多いこともありますが長い期間楽しめるものだと思えば決して高すぎるお買い物ではないと思います。
お孫さんのよろこぶ顔を想像しながら、飾りつけをおこないたいですね。
・パパやママが飾る場合
忙しいパパやママが飾りつけをおこなう場合には、ラクしてキレイに見える雛人形がベストです。
おすすめなのがケースに入っている雛人形。ケース飾りと呼ばれているタイプで、そのまま飾ることができる、とても楽な雛人形です。
段飾りの場合は小道具を所定の位置にセットしたり、お雛様の向きを調整したりと何かと時間がかかるのですが「ケース飾り」の場合は悩む間もなしです。
人形やぼんぼりが固定されているので、位置や向きを迷わずにゆったりした気持ちで桃の節句を迎えることができます。お値段も段飾りにくらべてはリーズナブルなので、お財布に余裕をもたせたお買い物をしたいときにもぴったりです。
・ご兄弟のお子さんが飾る場合
上のお子さんたちがひな祭りの準備をしてくれる場合は、飾りやすい「収納飾り」がおすすめです。
収納飾りというのは収納の箱の中に、人形たちがつまっているセットのことです。飾りつけをおこなうときには箱を台代わりに用いることができます。お求めやすい価格の実用的なセットです。
収納飾りもとてもコンパクトなので置き場所に困ることがありません。
またセットするお人形や飾りなども最低限に抑えられていることが多いので、小さなお子さんでも楽しみながら飾りつけを楽しむことができます。
五月人形と雛人形の選び方を紹介しました。
お子さん中心に考えやすいお人形ですが「誰が飾るのか」によっても選び方は変わってきます。
それぞれのご家庭の事情にあわせたベストな一体をえらんでいきましょう。
良い節句の日をお迎えください。